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ライフステージごとのリスクについて|中央区月島・勝どきで矯正歯科・小児歯科を行う「つきしま矯正こども歯科」

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ライフステージごとのリスクについて

こんにちは。
つきしま矯正こども歯科です。
4月になり入園・入学など皆さん新たな生活がスタートしていることと思います。クラス替えの発表などもドキドキ、ワクワクだったことでしょう!
私たちの医院も開業して3年8ヶ月が経ち、今では多くのお子様方が小児歯科の治療や定期検診に、また幅広い年齢層の方々が矯正治療にお越しくださっています。

そこで今回は、ライフステージごとの予防ポイントについてお伝えしてみたいと思います。

①乳児期
一般的には生後7〜8ヶ月頃から乳歯が生えはじめ、3歳頃に全ての乳歯が生え揃います。
この頃の虫歯の誘発部位は、
◉上の前歯…哺乳瓶う蝕と言って、哺乳瓶にジュースやイオン飲料など酸性の飲み物を入れたり、またそれをダラダラと飲み続ける習慣などが原因となります。
◉乳歯の奥歯…奥歯が生えそろうとしっかり噛んで食べることができるようになりますね!
歯ブラシだけでは歯間に残った汚れを掻き出すことはできないのでフロスを使用しましょう。乳歯の虫歯の進行は早いので定期検診が大切です!

②幼児期
・入園・入学など新しい生活スタイルがスタートし交友範囲が広くなります。おやつなど、今まで自宅では与えてこなかった甘いお菓子…アメ・グミ・ラムネなど…の味を覚えてしまう機会も増えますね!それらを断る事はむずかしいですが、このようなことをきっかけに「おやつの時間を決める」「量を決める」「ご飯以外でも、食べたら磨く!」など、正しい習慣を身につけていきましょう。また祖父母の方々が、孫の可愛さあまりにおやつの時間を決めずに与えてしまうなどの場合もよく見受けられます。う蝕予防の基本的な知識を機会があれば祖父母の方々とも共有しましょう。
・第一大臼歯(6歳臼歯)の萠出
小学校入学の前後から第一大臼歯(6歳臼歯)の萠出が始まります。この歯は乳臼歯の後に新たに出現してきます(歯が抜けずに新しく生えてきます)!また、乳歯と違い一生生え変わることのない永久歯です!萠出に気付かぬうちに虫歯にしてしまうケースも多くみられます。生えたての永久歯はとても幼弱でむし歯になりやすいため、萌出に親子共々気付く機会をもち、きちんと守っていけるとよいですね!

③混合歯列期
まさに乳歯と永久歯が混ざり合った時期となります!
◉ぐらぐらな乳歯◉生えたての永久歯◉完全に生えた永久歯
これらが混ざり合い、大きさもバラバラで本当に歯磨きがしにくい時期です!
この時期は、歯ブラシとフロスの他にタフトブラシと言う先の細い歯ブラシを併用するなどして、磨きにくい段差のあるところに汚れを残さないよう工夫してみましょう。
・仕上げ磨きはいつまで?
目安は8〜9歳と言われていますが、このような磨きにくい状況が続く12歳頃(永久歯が生えそろう)までは可能であれば仕上げ磨きをしていただきたいと思います。

☆中心結節…小臼歯の咬む面に現れる円錐状の突起のような形のものです。11〜12歳の子供によくみられます。突起した部分にも神経は通っている為、欠けたり折れてしまったりすると強い痛みを伴います。噛み合わせにも影響が出るので定期的な観察が大切です。上の前歯にできることもあるので注意しましょう!

④永久歯列期…中学生〜高校生
小児から大人へ!反抗期!心理的にも不安定な時期へと突入します!
生活スタイルも大きく変化し (クラブ活動、勉強etc)健康面より単に外面的な美しさを求める行動様式を取ることが多くなります。お口の状態に対する気付きも希薄化する時期です。
◉歯肉炎の発症◉歯肉出血◉口臭の出現◉不正咬合◉スポーツでの外傷etc
規則などでの管理的側面や一方的な知識の導入では効果が少ないため、成人に対するような科学的あるいは感情的な背景を必要とします。
中学生の観察力であれば自分の口や歯の状態の評価や課題発見能力の向上も期待できるため、生活スタイルに合わせた予防のスタイルを提案してみましょう。
・第二大臼歯(12歳臼歯)の萠出
ここに歯がある!という気づきが大切です。特に上顎の第二大臼歯は全く見えない位置にいつの間にか萌出していることが多く、気付いた時にすでに虫歯!!なんて言うことも。
”気付く”
”とにかく歯ブラシを届かせる!”
”どうしたら届くか?”
”歯ブラシの選択は何が良いか?”etc
定期検診を利用することで、自己管理の大切さに気づき、健康的な生活習慣や生活リズムの確立に繋げていけると良いですね。
最近の子供達はこの感覚が早く身に付いている感じがします。

予防中心の歯科医療になった現在、ライオン歯科研究所の「未来の歯科」のビデオの中では、現在の15歳の子供たちの平均寿命は107歳と言われています。小さい頃から歯科医院に定期的に通い、ご家庭でのホームケアの質も向上することにより、確実に虫歯の罹患率は減り、自分の歯で食べることができ健康寿命は延伸されていくことでしょう!!

子供自身の学びに繋がるよう今後もお手伝いさせていただければと思います。