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Blogお子さんがゲームをしたり何かに夢中になっている時、口がポカンとあいていて「口を閉じなさい!」と注意されることは、どこのご家庭でも日常茶飯事だと思います。
でも、「閉じて!」と言われても原因によっては簡単に閉じられるものではありませんね。
当院では口腔機能トレーニングを行っておりますので、今回は口呼吸への対応についてお話します。
習慣化してしまっているだけの場合も多くみられるため、まずは鼻の通りの状態を確認します。鼻の下に鏡をあてて鼻から息をだしてみましょう!
①鼻のつまりに特に問題がない場合
・両方ともしっかり通っている。
・多少の左右差はあるが鼻呼吸ができないほどではない。
この様に、鼻の空気の通り的には問題がないように思われる時にはまず鼻呼吸のレッスンを。
姿勢を良くして口を閉じる。
片方の鼻を軽くおさえ、もう片方の鼻でゆっくり吸ってはく。
これを数回くり返し、もう片方も同じように行います。
次に、鼻をおさえずにゆっくり鼻呼吸を数回繰り返します。
日常で簡単にできそうな練習ですが毎日行うことは意外と難しいものです。]
ご飯の前、ご飯の後、またはお風呂に入っている時、就寝前お布団に入った時など、取り組む時間を工夫して、少しずつ習慣化に結びつけていきましょう。小さなお子様の場合はお母様が一緒に行ってあげると良いですね。
もちろん、今のような花粉の時期や風邪を引いて鼻詰まりが酷い時などは無理せずに!
②鼻のつまりに問題がある場合
・両方完全に閉鎖している。(あまり無いと思われますが・・・)
・片方が閉鎖している、又はかなりつまっている。
この様に、何か原因があり口呼吸が習慣化している場合があります。
上記以外ですと歯並びや口唇のバランスの問題、鼻咽頭疾患などが考えられます。
・口腔の問題に関しては歯科医院での対応となります。
・鼻腔に関しては鼻閉の正確な有無・副鼻腔炎の有無・鼻中隔湾曲症などの鼻腔診査。
・咽頭に関しては咽頭扁桃・口蓋扁桃・気道の狭窄の有無など。
耳鼻科との連携がとても大事になってきます!!
私たちは日々の診療で、お子様が来院された時の様子や、お話しする時の様子などから、呼吸や姿勢について注意深く観察させていただいております。それは、何気ない仕草から気付かせていただける事がたくさんあり、そのような点をブラッシング指導や機能トレーニング指導に結び付けるという術者側の視点を忘れないことが大切だからです。
通院されるお子様方の成長に少しでもお役に立てる様、これからもスタッフ一同心がけて参りたいと思っております。
子供だけではなく大人の方でも歯科治療で改善するものもあります。
ご家庭での”気付き”で何かお困りの事がございましたら、いつでもご相談くださいませ。